「プーと大人になった僕」の感想
YouTubeでの感想解説動画
前編
https://m.youtube.com/watch?v=cbzfWjcfrHg
後編
https://m.youtube.com/watch?v=4X6onqn3Pnc
絵本を映画にしたような作品でしたね。
大変楽しい作品でした。
さて、動画内の作品解説は尺の都合上、映画の表層部分のみに留めました。
ですが、ディズニーの名作や傑作達は一筋縄ではいかない多層な構造となっていることが多いです。
第一層は「大人が子供の心を取り戻す物語」、第二層が「子育てのやり直し」でここまでは動画でも説明しましたが、まだ更に別の層があります。
それは、「ディズニースタッフ達自身の父親へのなり方」です。
彼らは芸術学校を卒業してからディズニーに入社するとクリストファーロビンのようにともかく働きます。
家族との時間は減り子供とちゃんと遊べないです。
クリストファーの場合はその時間をプーさん達が埋めてくれます。
現実では自分達が作った作品を自分の子供達が見て親と子の溝が埋まれば良いなぁという叫びが込められています。
今回はこのあたりで
読んでいただきありがとうございます。
スウィーニートッドの話
どこの文化圏にも怖い話や呪いの話、いわゆる怪談があります。
今回の動画はイギリスの怪談を基にしたミュージカル「スウィーニートッド」に関する動画です。
https://m.youtube.com/watch?v=wZwuRsgW0z0
今回は動画に乗り切らなかった内容を書こうと思います。
スウィーニートッドは犯罪小説雑誌に載る前は名もなき都市伝説でした。
「フランスのパリで床屋が犯した殺人を隠蔽している」
という噂でした。
※「スウィーニートッド」自体はイギリスの物語です。
18.19世紀のフランスではこのような噂話が多く「オペラ座のシャンデリアが落下した」「オペラ座の地下には幽霊がいる」等の噂からは「オペラ座の怪人」が作られました。
その後、単なる物語としてスウィーニートッドは古臭いものとなっていきますが1888年にスウィーニートッドが有名なものとなります。きっかけは「切り裂きジャック」という劇場型連続殺人犯の登場です。イギリスの人々は怪談が大好きなので切り裂きジャックに恐怖しスウィーニートッドに熱狂しました。
その後、スティーブン・ソンドハイムによってミュージカル化され世界中で何度もリバイバル上演される大ヒットミュージカルとなるのでした。
逸話だらけの「日本沈没」
今回は小松左京の同名小説の映画化作品「日本沈没」(1973)についての動画です。https://m.youtube.com/watch?v=IzFGiXn6yp8
「日本沈没」は調べれば調べるほどとんでもない逸話が出てきました。
例えば中野昭慶特撮監督は「爆発の中野」というアダ名が付くほど化学薬品を用いた爆発シーンを撮影するのが大好きで得意だったそうなのですが、「撮影中に爆発の勢いが凄すぎて爆風で撮影所の扉が開いた」という本当なら労災案件なエピソードや「総理大臣が演説するシーンではばっちりカンペを読んでる」みたいな下らないエピソードまで色々見つかりました。
日本沈没は東宝特撮の代表作のひとつでもあるので多くの研究、多くのインタビューが見つかりました。
この機会に「日本沈没」(1973)見てはいかがでしょうか?
今回はこのあたりで
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の話
「ボヘミアン・ラプソディ」について語った動画です。
https://m.youtube.com/watch?v=aFzOV2wW1kE
僕はQueenの曲が好きでCDもいくつか持っているのですが、元は「We Will Rock You」というミュージカルを見てから好きになりました。
「We Will Rock You」は全編Queenの楽曲で構成されたミュージカルです。
このミュージカルの最後の締めくくりのキャスト全員によるコーラスで「ボヘミアン・ラプソディ」が歌われます。
ミュージカル自体はハッピーエンドなのに締めくくりに歌う曲は悲劇的というか余りハッピーではないのでとても印象に残っています。
今回はちょっとした思い出や思い入れの話でした。
カードキャプターさくらを読んで気づいたこと
カードキャプターさくらについて語った動画のURLです。
https://m.youtube.com/watch?v=NF5YpZqEcOY
この動画を撮るに当たってセーラームーン等他の魔法少女ものの漫画を読んだりアニメを見たりしました。
そこでふと感じたことがありました。
それは、「カードキャプターさくら」は「とても良くできた魔法少女ものの総まとめ」だということです。
セーラームーンやキューティーハニー、などが積み上げた様式というか「型」を守ったような作品であると感じました。
つまり良く言えば「お決まりを外さない」悪く言えば「意外性のない」作品と言えます。
しかし、これら2つは「安心感」と「安定感」があることを意味します。
謂わばキューティーハニー等が「古典歌舞伎」ならカードキャプターさくらは「型を守った新作歌舞伎」のような感じです。
しかし、上手く論理立った説明ができないためと尺の都合で動画ではお蔵入りにしました。
ただ確実に言えるのは「カードキャプターさくらは先人の積み上げたルールを守った王道作品である。」ということです。
皆様のご意見ご感想お待ちしております。